11月10日から、阪神高速1号環状線(南行)リニューアル工事が始まり、阪神高速道路㈱の案内で現場を見学してきました。通常は車で通過するだけの路面ですが、そこに足を着けている感覚は何ともいえぬ新鮮さがあり、テンションは上がる一方。気持ちが高ぶるなか、手際よく作業に勤しむ現場の人たちの姿でした。

環状線は大阪の都市交通の要となるルートですが、経年劣化による損傷が随所に見受けられるため、約20年ぶりとなる今回のリニューアル工事。工種は、損傷が進んだ床版の取替、コンクリート床版の高性能床版防水、全面的な舗装の打ち換、伸縮継手の取替など多岐にわたり、これらを延べ17日間で仕上げます。

梅田~夕陽丘間、12号守口線南森町・扇町付近を終日通行止めにすることから、できるだけ期間を圧縮しており、工事の規模からしてタイトな工程である事は容易に推察されます。

工事が終われば、高速道路構造物の長寿命化が図られ、将来に向けて安全・安心の確保が実現されるわけで、現場の皆様方のご健闘をお祈りするとともに、予定どおり無事完了するよう願ってやみません。