滋賀県長浜土木事務所は、トンネル約1・5㎞と橋梁部分で構成する全長1・7㎞のバイパス道路新設を計画している長浜市の県道「杉本余呉線」について、昨年度に予備設計を完了。現時点で橋梁は橋長約50㍍、橋台2基、2車線を想定しているが、構造は未定だ。
また、昨年度末に詳細設計(ウエスコ滋賀営業所・草津市)を委託しこちらは10~11月頃完了する見通し。22年度は、トンネル整備に向けた基礎調査として21年度委託した環境調査、用地測量、5月委託の地質調査をそれぞれ進める。今後精査し決定する施設概要や全体の施工スケジュール等で橋梁を先行整備するかなどを判断する。
冬期通行の利便性のため杉本余呉線で計画するバイパス道路は、起点の長浜市木之本町杉本地先と、終点の同市余呉町上丹生地先を2車線道路で結ぶ。現道は湾曲し道幅が狭く冬期通行が不便なため、地域の交通環境の向上を図るためこのうち約1・5㎞をトンネル区間、一部に橋梁を整備する