名鉄都市開発と芙蓉総合リースが大阪市淀川区に計画していたオフィスビル「(仮称)新大阪駅南オフィスプロジェクト」(大阪市淀川区西中島七ノ六ノ三)の建設工事に着手した。S造十三階延べ一二、四〇六平方㍍。設計・施工は大和ハウス工業。
同地は、リニア中央新幹線や北陸新幹線などの乗り入れが計画されるなど今後更なる発展が見込まれる新大阪エリアに所在しており、基準階貸室面積七一二平方㍍の計画での無柱空間を提供し、最大四分割の執務空間を実現するオフィスビル。
また、近年のテナント企業のニーズである BCP(事業継続計画)対応を満たすべく、非常時において共用部と専有部の一部にも電力供給可能な非常用発電機設備(七十二時間対応)、断水時にトイレ洗浄が可能な雨水利用システム及び防災備蓄倉庫などの機能を備えている。さらにセキュリティーに関してもフロアーごとの個別セキュリティーシステムをオプションにて対応可能となっている。二〇二四年一月の完成を目指している。