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土木

阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)
阪神本線の西宮市内の区間では、小曽根線を跨ぐ西開踏切が〝開かずの踏切〟と呼ばれ、円滑な交通を阻害していた。甲子園駅~武庫川駅西方約1・9㎞で実施した「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」は、2017年3月、上り線の高架化完成により、上・下線とも高架化され、西開踏切をはじめ計6箇所の踏切が完全に除却され、道路交通の安全性と円滑化が格段に向上した。連立事業の宿命ともいうべき営業線近接施工であり、近隣に対して細心の注意を払いながらの工事であった。鳴尾駅(写真)は、その昔多くの和歌に詠まれた名勝地であった鳴尾浜からその沖に見える風をいっぱいにはらんだ船をイメージ。プラットホーム内には中柱がなく、広い空間を創出するなど独特の外観を持つ駅舎となっている。施工は1工区鴻池・森本・熊谷JV、2工区戸田・ハンシン・東洋JV、3工区錢高・西松・森長JV。
JR東海道線支線地下化
JR東海道線支線地下化は、JR東海道線支線約2・4㎞(北区豊崎6丁目~福島区福島7丁目)を地下化し、踏切1箇所(西梅田一番踏切)を除却した他、2箇所(中国街道、能勢街道)で大規模改築を行い高さ制限を解消、また、うめきた2期開発エリア(グラングリーン大阪)内に地下ホーム(島式2面4線)を設置した。支線地下化約540億円(大阪市施行)、地下ホーム設置約150億円(JR西日本施行)合わせて約690億円を投入、2023年3月に地下ホームが開業。地下水位が高く、大規模掘削となった工事では、土留めの変位抑制に十分注意しながら地下躯体を構築した。北1工区奥村・鉄建JV、北2工区錢高・西松jV、北3工区鴻池・前田JV、駅部工区大鉄・清水JV、南1工区大林・淺沼JV、南2工区大成・大鉄JVの6JV。

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